夏野菜として知られるゴーヤ。今や全国各地で一年通して栽培・収穫されていますが、旬はやはり夏です。炒め物から揚げ物まで、幅広く使える優秀な食材です。

(ゴーヤの栄養と効能)
ゴーヤが苦い原因は、「モモルデシン」が含まれているためです。モモルデシンは主に
＊胃腸の調子を整え、食が進むようになる
＊傷ついた胃腸の粘膜を守る
＊血糖値・血圧を下げる
＊頭痛改善
＊夏バテ改善
等と言った効果があります。モモルデシンは実に20種類以上のアミノ酸から成るゴーヤならではの栄養成分です。
風邪の予防や疲労回復、肌荒れなどに効果のある、ビタミンCを豊富に含んでいます。ゴーヤのビタミンCの含有量は100g中76mgと非常に多く、胡瓜の14mgやトマトの15mgに対して5倍以上、ビタミンCが多いとされるキウイフルーツでも69mgです。又、ビタミンCは通常加熱すると壊れやすいのですが、ゴーヤは炒めても壊れにくいようです。油との相性が良いので夏バテしやすい時期に適した食材です。

(新鮮なゴーヤの見分け方)
持った時にズシリと重みを感じる物、色は濃く鮮やかな物、イボの大きさが均一で傷のない物、ハリのあるしっかりしている物がベスト。新鮮なゴーヤは栄養満点ですが、その分苦みも増します。

（管理栄養士　舩野　田鶴）

ゴーヤの豚肉巻き

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【1人分】
●エネルギー 173kcal
●塩分 1.1g
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【材料／2人分】
●豚肉薄切り　　　　　　 100g
●ゴーヤ　　　　　　　　 1/4本
●塩　　　　　　　　　　 少々
●コショウ　　　　　　　 少々
●ニンニク（すりおろし） 少々
●オリーブオイル　　　　 小さじ2杯
●A
トマトケチャップ　　　 大さじ1と1/2
醤油　　　　　　　　　 小さじ1
カレー粉　　　　　　　 小さじ1と1/6
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【作り方】
①ゴーヤは種とワタを取り、太めの棒状に切る。
②豚肉は塩、コショウをふり、ニンニクのすりおろしをまぶし①を巻く。
③フライパンにオリーブオイルを熱し②の巻き終わりを下にして入れ、中火で蓋をして、途中、時々転がしながら焼いて火を通す。
④Aを混ぜ合わせて加え、豚肉に絡めてから取り出し、切り分けて皿に盛る。
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