愛媛医療生協(しんぶん)

2019.12.26 トップニュース
100歳まで生きる~鈴木金作さん 新春を語る~

 鈴木金作元専務は今年で95歳。健康体操を通じて組合員さん等の健康づくりに取り組まれています。
 また自らも「100歳まで生きる」という決意で健康づくりを実践されています。新春にあたって近況や若い方への期待を語っていただきました。

最近のようす

 今年7月で95歳になります。当面100歳まで元気で生きることを考えながら行動しています。
 その一つは、専門家の講習を受けながら年間体操ボランティアを続けていることです。現在教室で毎月延べ300余人の組合員の皆さんと体操しています。その他、「虹の家」「協立病院デイケア」でそれぞれ月6回程度、利用者さんと楽しく体操しています。これらが私の健康づくりの場所です。

若さの秘訣

 私は63歳から90歳までマラソン大会に参加してきました。15年程前にスポーツ雑誌で、日野原重明先生推薦の米国抗加齢学会認定医坪田一男先生の著書「みんなの若返り大作戦『不老の方法』」を読みました。そこで眼に留まったのは、「100歳まで生きると決意している人の細胞たちはそのように準備する」と。それ以来、私は100歳まで生きることを「決意」しました。
 その学会の基本概念として「病気にならない」「歳をとらない」「死なない」ということが紹介されていたことを、私流に考え、毎日を過ごしています。私は「間質性肺炎」という持病をもっていますが、自分が持つ多くの機能を整えつつ、生活しています。

2020年やってみたいこと

 昨年の健康チャレンジでは「疲れにくい身体をつくる」ことを目的として下半身と上半身を繋げる「大腰筋」を強める体操を続け、成果を実感しました。この体操を引き続き取り組み、体操教室で皆さんに紹介したいと思います。
 また今年は、第回愛媛高齢者大会が新居浜で開かれます。準備のため、高齢期運動新居浜連絡会として高齢者の要求を持ち寄った懇談会を諸団体に呼びかけ①高齢者がかかえている問題の解決②すべての世代がどのような高齢期の課題に取り組むかなどを話し合いたいと思います。

若い世代への期待

 昨年、愛媛医療生協の一年目と、二年目の職員の研修として、愛媛医療生協と病院の歴史を話す機会を与えられました。参加者の感想を読ませて頂き、皆さんの医療生協や病院の歴史を受け継いでいく想いを知り、感動しました。
 これまで私たちが積み重ねてきた歴史は、平和憲法のもと無差別平等の医療を掲げ、平和を守る運動と連動してたたかい続けた歴史でした。安倍内閣は憲法を無視した「安保関連法」を強行しました。以来、戦争に反対し、立憲政治を守る運動が、市民と野党の共同で急速に強まってきています。さらに、すべての世代が安心して暮らせる社会保障制度を確立する運動も強まっています。
 我々は戦後の荒廃の中で未来を夢見て運動を始めました。2022年には、新居浜に診療所を建設してから70周年を迎えます。その時にはどのような発展があるか、改めて、みんなで歴史を語り合いたいと思います。
 今の職員や若い組合員は80周年を迎えることができます。そのことを想い、意義ある毎日を楽しく過ごすことを希望致します。