- 2019.01.10 食べて元気!
- 食べて元気! 大根
1年中出回っている大根ですが、旬は冬です。七草粥に入れる春の七草のひとつ「すずしろ」は大根のことで、健康に良い野菜として昔から親しまれています。
大根は根が淡色野菜、葉が緑黄色野菜という2つの要素をもっています。根の部分は95%が水分ですが、ビタミンCと消化酵素のジアスターゼが多く含まれています。ジアスターゼは食物の消化を助け、胃腸の働きを整える効果があるため胃もたれや胸やけ防止に効果的です。ジアスターゼは熱に弱いので生で食べるのがおすすめです。
一方、葉の部分にはカロテン、ビタミンC、カルシウム、鉄分など豊富に含まれています。炒め物やみそ汁の具、茹でてご飯に混ぜるなど様々な料理方法で楽しむことができます。最近では葉の部分が切り落とされた状態で販売されていることが多いですが、もし葉がついた大根が入手できたら捨てずに食べてみてください。
そして、おすすめなのが切り干し大根です。大根を天日干しにすることで水分が減り旨みが増し栄養価はぐんとアップします。鉄分、カルシウム、食物繊維など大幅に含有量が増えます。生の大根に比べ、切り干し大根なら少ない量で栄養を効果的に摂取できるのです。煮物が定番ですが、サラダや酢の物、マヨネーズ和えやケチャップ炒めなどいろいろアレンジできますよ。
(管理栄養士 三好 みさと)
切り干し大根のナポリタン風
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【1人分】
●エネルギー 110kcal
●塩分 1.0g
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【材料/2人分】
●切り干し大根 30g
●ピーマン 1/2個
●玉ねぎ 1/4個
●ベーコン 1枚
●バター 10g
●ケチャップ 大さじ3
●塩・こしょう 適量
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【作り方】
①切り干し大根は水洗いして、10分程水につけて戻し、軽く絞って食べやすい大きさに切る。
②ピーマン、玉ねぎは細切りにし、ベーコンは1.5cm幅に切る。
③フライパンにバターを熱し、ベーコンを炒め玉ねぎとピーマンを加える。
④切り干し大根も加え、水分を飛ばす。
⑤ケチャップを加えて混ぜ合わせ、お好みで塩こしょうで味を整える。
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