愛媛医療生協(しんぶん)

2019.07.09 食べて元気!
食べて元気! パプリカ

カラフルな色があるパプリカはピーマンと同様唐辛子の仲間です。ピーマンのような青臭さや唐辛子のような辛さがないので生で薄く切ってサラダにしたり、油で炒めたり、蒸し焼きにしたりと様々な方法で調理できる野菜です。パプリカは色によって味や栄養が異なります。
「赤色のパプリカ」は赤唐辛子に含まれているカプサイシンの色素と同じです。血行促進作用、新陳代謝の活性化、免疫力のアップ効果によるガン予防などに効果があります。
「黄色のパプリカ」はお肌に良いとされるルテインとビタミンCが他のパプリカより多く含まれています。味は黄色が一番甘く、次いでオレンジ色、赤色が一番苦い傾向があります。
「オレンジ色のパプリカ」は、赤色と黄色パプリカ両方の栄養成分があると言われています。特に抗酸化作用や免疫力のアップなどの効果が高いようです。
「種」にはカリウムが果肉の2倍以上含まれ、「種と中綿」は血栓予防作用のあるピラジンが豊富に含まれています。種と中綿をみじん切りにし肉にまぜるなど工夫して取り入れてみてはいかがでしょうか。

(管理栄養士 坪内 ひろみ)

パプリカの肉詰め焼き

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【1人分】
●エネルギー 300kcal
●塩分 1.2g
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【材料/4人分】
●黄パプリカ     小2個
●赤パプリカ     小2個
●牛ももミンチ    360g
●玉ねぎ       80g
●パン粉       大さじ2
●卵         1/2個
●塩         適量
●こしょう      適量
●小麦粉       大さじ1
●サラダ油      大さじ2
●ケチャップ     大さじ4
●ウスターソース   小さじ2強
●スナップえんどう  8枚
(無ければブロッコリー)
●塩         適量
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【作り方】
①パプリカは底とヘタを落とし3等分に切る。(ヘタ使います)
②パプリカの中綿、種を取り除く。中綿はみじん切りにする。
③玉ねぎはみじん切りに。ミンチ肉に塩、こしょうをしてねる。粘り気が出てきたらパプリカの中綿、玉ねぎ、パン粉、卵、を入れて混ぜる。
④パプリカの内側に生地がはがれないように小麦粉をまぶし、③の生地を詰める。
⑤フライパンに油を入れ、両面に焼き色をつける。中までしっかり火がとおるよう、蓋をして蒸し焼きにする。付け合わせのスナップえんどうと、パプリカのヘタは塩茹でする。
⑥ケチャップとウスターソースをあわせておく。
⑦肉詰め焼きにパプリカのヘタとスナップえんどうがかかるように盛り付け、ソースをかける。
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