- 2019.01.10 トップニュース
- 健康1番 2025大阪万博に行くぞ!
毎月第四月曜日、旧来住(きし)集会所に集まるのは、生協ブロック久米支部わかば班の大西アイ子さん(86才)中西豊子さん(87才)田代昭子さん(87才)菅和子さん(79才)。2010年、運動サポーターの神山幸子さんの指導で体操教室をスタートしました。「人のことを悪く言わない、喧嘩をしない」を大切に明るく楽しいお喋りが始まります。
(左から)中西さん、神山さん、大西さん、田代さん、菅さん
ここに集まる理由
以前は組合員さんのお庭を借りて体操や健康チェックを行っており、暑くても寒くても欠かさず続けていました。「来よった人が来んなるのは寂しいな。でも元気じゃないとここには来れんしな」と大西さんは言います。「続けるのは大変よね」と中西さん。80才を超えた今でも集まり続けることは簡単なことではありません。それでも皆さんがここに集まるのは、みんなと顔を合わせることが楽しみだからと言います。菅さんは「4人しかおらんのじゃけん来ないけんやろ」と話し、「アイ子さんが農家の繋がりで集会所を借りてくれとるけん、アイ子さんが元気じゃなかったらここには来れんのよ」と言います。集まれる場所があることも理由の一つかもしれません。
元気の秘訣
「デイケアに行った時、若い人の中へ入って精出してお付き合いしよったら長生きするよって言われたわい」と言う大西さんには、中学1年生になるひ孫さんをはじめ、若い家族の方がよく大西さんの元へ来てくれます。「年寄りは私だけよ」と笑いながら話してくれました。
中西さんは若い頃から歩くことを決めています。2年前支部企画の四国八十八ヶ所巡りに参加した際、杖を使わず若い人よりも先に階段を上り周囲を驚かせました。
田代さんも毎朝歩いています。15分かけて歩き、途中で体操とスクワット15回を挟みます。自宅に戻ってからのラジオ体操も欠かしません。とても元気な皆さんは、身体で痛いところは一つもないそうで、班会中の体操でも神山サポーターの指示の元、手のツボを押したりグーチョキパー運動で素早く腕を上げたりしていました。
「そういや、大阪万博決まったな。私、昔大阪万博行ったよ」「私も行った」「次7年後じゃってね」「長生きせないかんよ」「次も行かないかんね」と何気ない会話が前向きな皆さん。大切なことは何かと聞くと、大西さんは「健康が一番。二番目はお金よ(笑)。でもお金があっても健康じゃないとなんもできんけんな」と言います。そんな大西さんは、みんなと集まってお酒を飲むことが好きと教えてくれました。気心の知れた人と、楽しく程よく飲むお酒は身体に良いのかもしれませんね。
「みんなと楽しく続けるためにも元気でおらんと」と大西さん。「みんなと一緒に年をとるから怖くはないね」と長年班会に参加してきた中西さんは言います。これからも、頑張って集まり続けようと意気込む皆さんの表情は、とても明るく生き生きとしていました。
こんなに上がるぞな~
(文・下山 希美)