- 2019.02.10 コラム
- コラム 風を読む 2019年2月号
「食べて元気」。本紙4面に掲載されている旬な食材を使ったレシピは読者から好評を得ている。テレビでも医師や栄養士が解説して、栄養や健康を特集する番組が増え、健康に関する情報は溢れている。すべてを実施することは難しいが、大事なことは必要なものをバランスよくとれていることだと思う。
医療生協も取り組んでいる「フレイル(運動機能や認知機能の低下)予防」も注目されている。サルコぺニア(加齢に伴う筋肉量、身体機能低下)と併せて、予防には食事と運動で筋肉を減らさないことが大切だ。
筋肉をつくるには、タンパク質とビタミンDの摂取が必要だという。タンパク質は肉、魚、大豆などに多く含まれ筋肉をつくり、ビタミンDは鮭、さんま、サバ等の魚に含まれ、筋肉を強くする。最近、スーパーでは「水煮サバ缶」が売り切れていることが多い。関心の強さが伺える。肉食ブームが続いているが、適量を考えて摂取することも大切だ。
口から美味しく食べ、適度に体を動かし、人と会話し、笑い、考える。医療生協の場で、少しでも老いを先延ばししよう。