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2020.06.12 たすけあい・ささえあい
あたたかさのお届け 〜生協ブロック二つの配食サービスから〜

久米支部「夕食おかずお届け」
久米支部では毎月第2・4木曜日に、組合員さんが生協病院2階の調理室で調理しています。この日は特別にご飯も付いて、カレーピラフ、ローストチキン、ほうれん草のキッシュと彩りも鮮やかで、手づくりの思いやりがいっぱいの献立です。
お弁当づくりが始まったきっかけは、支部の「おしゃべりランチくらぶ」を集会所で行っていますが、高齢になって集会所に来られなくなった組合員さんや、もともと集会所に来るのが無理な人にも「何かしたいね」という声が出た事からです。支部のささえあいの会「ねこの手たすけ隊」でやろうと声があがり、始めてから八年も続いています。
ご飯は自分で炊けるからと、おかずを一食四百円で配っています。使い捨てではないお弁当箱に詰め、お弁当袋も支部の皆さんの手縫いのきんちゃく袋です。とてもかわいくて、まるで家族から届くお弁当のようです。返却のお弁当箱に手紙が添えられてあると、調理をする組合員さんも嬉しくなります。
最近嬉しかったのは、支部ニュースを見て男性組合員さんが配達を引き受けてくれたことです。
配達している女性組合員さんは「やがて行く道、お互い様ですよ。車に乗れるので手伝わせていただいています」と言われました。
「楽しみにしています、ありがとうと言われるとやめられませんね」とリーダーの笑顔がステキでした。

もうひとつの配食グループ
毎週金曜日に高齢者施設「あったか拓南」の調理室で作っています。
お弁当を届けながら、声かけや見守りをしています。季節感を大切にし、春にはちらし寿司、敬老の日には赤飯、年末にはみんなでお餅をついて、お弁当と一緒に配ります。一人暮らしでもお正月料理を味わっていただきたいと「ちょこっとおせち」も作ります。
住みなれた地域で暮らしたい、このあたりまえの願いを少しでも手助けしたいと、料理好きの組合員さんが配食サービスを始めて五年になりました。

おたがいさま
「お元気ですか?困った時には言って下さいね」と。くらしの中のちょっとした「困った」を「おたがいさま」の想いで支えあう活動をひろげたい。これが私たちの想いです。

(文・青木 一子)