しょうがは身体を温める食材として有名ですね。しょうがは日本だけでなく世界各地で食材や香辛料、民間薬などとして使用されています。
栄養には目立つところはありませんが、辛味成分の「ジンゲロール」と「ショウガオール」は注目すべき成分です。ジンゲロールは生のしょうがに多く含まれ、殺菌作用を持っています。免疫力を高め、風邪の予防にも有効です。また寿司のガリやお刺身の薬味としてしょうがを添えたりするのは味や風味を楽しむだけでなく、この殺菌作用を利用して食中毒予防の効果が期待できます。
ショウガオールには身体を温める効果があります。ジンゲロールを加熱するとショウガオールに変わります。身体を温めたい時には、しょうがを加熱して使用することをおすすめします。生のものを使用したほうが良いですが、市販のチューブのしょうがでも効果はあると言われています。
6~8月に出回る白っぽいしょうがが「新しょうが」です。繊維がやわらかく、辛味も爽やかで甘酢漬けに向いています。1年中出回っている黄土色のしょうがは「ひねしょうが」と呼ばれ、新しょうがに比べ辛味も香りも強く、繊維もかたいのですりおろしたり、刻んだりして薬味として使用したり、肉や魚の臭み消しに向いています。
ぜひ毎日の生活にしょうがを取り入れてみて下さい。ただし、しょうがは刺激が強いので胃腸が弱い人は控えめにしましょう。
(管理栄養士 羽藤みさと)

(調理・写真 井芹康子)
鶏肉としめじのしょうがご飯
【材料/4人分】
米 2合
鶏もも肉 1枚
しめじ 200g
しょうが(みじん切り) 大さじ4
だし汁 2合
A しょうゆ 大さじ2
酒 大さじ2
塩 小さじ1/2
【作り方】
①米は洗って水けをきり、炊飯釜に入れてだし汁を加え30分ほどおく。
②鶏肉は食べやすい大きさに切り、しめじは小房に分ける。
③①にAを加えてひと混ぜして、②をのせて炊く。炊き上がったらしょうがを混ぜ込んで蒸らし、器に盛る。好みで三つ葉を散らす。



