えひめ医療生協

地域に集える場(サロン)があるってうれしいね
今治南支部

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 2月7日、第33回愛媛民医連「医療・福祉運動交流集会」が、新居浜のユアーズで開かれました。
 職員や組合員の研究や実践の発表の中から多くのことを学びました。今、私たちが目指す課題「場づくり」についての報告をまとめました。


班会から場づくりへ
 今治南支部長、比留木信子さんが、自宅のある藤ノ木団地で、サロン作りに取りくんだ事を発表しました。
 藤ノ木団地は現在146世帯です。入居した頃は、どの家も子どもがいてとても賑やかでした。子育てが終わって子どもは独立し、どこも同じように今は静かで少子化を感じる街になりました。70歳から80歳の人が多く、一人暮らしか夫婦二人暮らしが殆どです。周囲の自治会員の若い世代が頼りになっています。
 市街地からも離れていて、これから先のことを考えると、みんなで助け合い、楽しみをもって集えるサロンが必要だと考えました。
 団地にある「福ろう班」が4年前から2ヶ月に一回班会を開いて、健康チェックを行っていました。
 「班会がこんなに楽しいのに2ヶ月に一回じゃものたらんわ」との声が上がり「地域のお役に立つことがしたいね。お食事会して一人暮らしの人をお誘いしたらどうやろ」と班長さんが提案。さっそく取り組みを始めました。
 1年前より班会のない奇数月にコミュニティ農園の野菜などを持ちよって季節の手料理をしたのがサロンのはじまりです。場所は団地の集会所。フリーマーケットで財源をつくる。チラシで案内したのですがなかなか人が集まらない。辛抱強く続けていたら、だんだん参加者が増えてきました。
 ご主人を亡くした人をお訪ねし、サロンへ参加してもらうよう話ました。医療生協にも入ってもらい、楽しく参加しています。
 料理を作らない人は、おしゃべり、編み物、足の悪い人のため牛乳パックの椅子づくりもしています。


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自治会からも喜ばれ
 毎回掃除して集会所がきれいになったと喜ばれ、換気扇の漏電を見つけたり、雨漏りを発見したりで自治会からも評価されました。ガスコンロ、電気釜、パイプイスも購入してもらい、とても使いやすくなりました。
 一人ぼっちをなくし、おしゃべりで脳の活性、新鮮な野菜、珍しい漬物や佃煮の作り方を教えあうなど、楽しくて人が人を連れてくる。これがサロンの魅力です。
 今では、自治会、老人会、民生委員さんとも関わりを持ち、気になっていたAさんをみんなで見守っていくことを話し合いました。サロン活動を通じて、人の絆が強くなり、医療生協の存在感を高め、安心して住み続けられる町にしていきたいと比留木さんは述べ、会場から賛同の大きな拍手がわきました。
 今回学んだことを生かして、地域でも気軽に集える場ができれば良いと思いました。


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(取材・石井 和美)


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