
牡蠣は「海のミルク」と呼ばれるほど栄養価が高く良質のたんぱく質、ビタミン、ミネラルが豊富でバランスよく含まれています。また、グリコーゲン、タウリン、亜鉛の含有量が非常に高いのが特徴です。グリコーゲンはスタミナ源となって疲労回復の効果があります。タウリンは体内の解毒作用を担う肝臓の働きを活発にして体調を整え、コレステロール値の改善にも効果があるとされています。亜鉛は細胞の生成、成長に必要なミネラルです。不足すると味覚障害や免疫力の低下にもつながります。
市販の牡蠣には「加熱用」と「生食用」があります。これらは保健所が定める指定海域によって分類されます。また生食用は出荷前に殺菌・洗浄を繰り返し行うため生で食べても大丈夫なのです。その代わり栄養分や牡蠣独特の風味なども若干落ちてしまいます。生食用の方が新鮮でおいしいのではないかと思って鍋やフライにする際も生食用を買っているという人もいるのではないでしょうか。鮮度については加熱用、生食用ともに違いはありません。加熱調理の際は「加熱用」を選んだほうがおいしくいただけますよ。
牡蠣は5~8月は産卵期のため、身がやせて味がおちるので西洋では「牡蠣はRのつかない月(5~8月)は食べるな」、日本では「花見を過ぎたら牡蠣食うな」と言われています。秋から冬にかけてが旬なので今がおいしい時期ですね。鍋に入れたりフライにしたり、網焼きや生のまま食べたりと牡蠣のおいしい食べ方はさまざまです。好みの食べ方で牡蠣を堪能して下さい。
(管理栄養士 羽藤みさと)
(調理・写真 井芹康子)
小松菜と牡蠣のクリーム煮
1人分:111キロカロリー 塩分:1.0g
【材料/2人分】
小松菜 1/3束
玉ねぎ 1/4個
しめじ 1/2
牡蠣 150g
バター 大さじ1
顆粒コンソメ 小さじ1/2
A 牛乳 1/2カップ
水 1/2カップ
塩、こしょう 少々
↓
【作り方】
(1)小松菜はさっと茹でて3cmに切る。玉ねぎは薄切りにする。しめじは小房に分ける。
(2)鍋にバターを溶かし、玉ねぎを炒める。しんなりしてきたら小松菜、しめじ、牡蠣、コンソメ、Aを加えて煮る。
(3)牡蠣に火が通ったら、牡蠣を一度取り出し、残りの材料を煮詰める。
(4)塩、こしょうを加えて味を調え、牡蠣を鍋に戻し入れさっと煮る。



