えひめ医療生協

禁煙の最新治療

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愛媛生協病院 内科
城内謙治 医師


 今年も五月三十一日に世界禁煙デーがやってきます。最近の傾向は、喫煙者の締出しというよりは、有害商品だとわかっているものを日常生活からなくしてしまおうというものです。公害や核兵器をなくすことと同じですね。



どんな治療をするの?

 最近は「チャンピックス」という内服薬が登場し、これまで使われていたニコチンガムやニコチンパッチよりよい成績を出しているようです。ニコチンは脳に作用する依存性のある物質ですが、先回りをして脳にニコチンをくっつけないようにするという薬です。タバコが美味しく感じられなくなり、ニコチン製剤と違って少しずつ減らすという必要がありません。多少、吐き気や気分不良を感じる方がいることもあり、禁煙外来のある病院の医師でなければ処方できませんが、やめたい気持ちさえあれば禁煙外来を受診してみましょう。
 ニコチンガム・パッチは、病院で処方することもできますし、自費でよければ薬局で購入することもできます。薬局で手に入れる場合は、「まずやってみよう」という前向きな意思をもつことで、一人でニコチンと闘うのも容易になります。



まずは環境から

 神奈川や京都のように、喫煙できる場所をなくす(減らす)ことも有効です。他にも、タバコの値段を高くして手が出ない代物にしてしまうこと、コンビニ・スーパーなど入りやすい場所での販売を禁止すること、街角から自動販売機を完全撤去することなど、社会を動かすなら、できることはもっとあります。
 ただし一番大事なのは「やめたいんだ」という自分の意志です。根性はいらないし、とにかく後悔しないことです。そして新しい自分を褒めて楽しむことですよ。


ひじき

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 見た目が鹿のしっぽに似ているところから「鹿尾菜」と書きます。乾物売り場に一年中並んでいますが旬は早春です。ひじきには、身体にうれしい栄養素がたくさん含まれているので紹介します。
 ひじきには日本人に不足しがちなカルシウムと鉄が豊富に含まれています。カルシウムは牛乳の十四倍、鉄はほうれん草の二十五倍も含まれていると言われています。しかし、ひじきに含まれる鉄は体内への吸収率が低いことが知られています。ビタミンCやタンパク質と組み合わせて摂取すると吸収率がアップするので、ビタミンCを多く含む野菜や果物、いも類、また肉や魚、卵などのタンパク源と組み合わせて食べるとよいでしょう。レモンを使ったドレッシングでサラダを作る、卵焼きにひじきを入れるといった工夫でひじきの栄養を効果的に摂取することができます。
 その他に食物繊維も豊富で、便秘対策にも効果的です。またひじきに含まれる食物繊維は水溶性の食物繊維が多くコレステロールを下げる働きや、糖の吸収をゆるやかにする働きもあります。 ひじきはごみや砂を洗い落とし、分量の一〇倍の水に三〇分ほどつけて戻します。戻しすぎると切れやすくなったり、栄養分が流出してしまうので気をつけましょう。
 ひじきは煮物が定番ですが、サラダや白和え、チャーハンの具などさまざまな料理に使えますのでアレンジメニューにも挑戦してみて下さい。
(管理栄養士 羽藤みさと)



鶏肉とひじきのハンバーグ


【材料1人分】

乾燥ひじき    5g
しその葉     4枚
鶏ひき肉     200g
   コンソメ  1/2個
A  酒     大さじ1
   こしょう  少々
   しょうが  小さじ1/2(すりおろし)
油        大さじ1



【作り方】

(1)ひじきは水で戻して水気を切り、しその葉はせん切りする。
(2)ボウルに①と鶏ひき肉、Aの調味料を混ぜ合わせて、4等分にして小判型に丸める。
(3)フライパンに油を熱し、(2)を入れて両面に焼き色をつけ、蓋をして蒸し焼きにする。



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(調理・写真 井芹康子)



ツナひじきサラダ

【材料2人分】

ひじき     20g
きゅうり    1/2本
塩       少々
白ネギ     3~4㎝
ツナ缶     1/2缶
コショウ    小さじ1/2
ポン酢     小さじ2
レモン汁    小さじ1



【作り方】
(1)ひじきは水で柔らかくもどし、軽く水洗いする。きゅうりはせん切りにし塩もみする。白ネギは粗みじん切りにする。
(2)ボウルに(1)を合わせ、コショウを振ってよく混ぜる。
(3)(1)のボウルに汁気を切ったツナを混ぜ、ポン酢、レモン汁を振り、軽く混ぜて器に盛る。







2010年5月号

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 今年は支部体制ができて20周年にあたります。生協活動は、単に病院・診療所での事業をするだけでなく、地域での「支部を単位に班を基礎に」人と人の協同をつくりあげ、健康チェックや学習を進めてきました。
 愛媛医療生協では1990年に支部規則を決め、「支部」を単位にした活動を進めることになりました。支部は、校区等を単位にして3班以上の班があり、組合員数百人単位で構成します。支部は、毎月運営委員会を開いて、、地域の中で医療生協の「顔」として、まちづくり活動に参加しています。組合員の助け合い活動やまちなみチェック、ウォーキング、バス旅行、認知症サポーター養成講座等をします。
 現在、県内には52の支部があり、支部運営委員は約550人です。班に参加する組合員は約4000人ですので、全組合員の1割程度です。
 街の隅々に「班会」ができて、組合員の3割以上の人が組織される。そして、支部が町内会や老人会と協力しながら安心のまちづくりに貢献できる―そんな姿が私たちの目指すところです。年に一度は健診を受け、いざ病気のときには安心してかかれる病院・診療所があります。
 あなたも「班会」をつくってみませんか。支部運営委員になってみませんか。

わたしのかかりつけ 健康づくりのお手伝いをします 城北診療所

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 五月より城北診療所所長が河野医師から和泉医師に交代しました。ほとんどの外来診察を和泉医師が受け持ちます。
 今年の八月には開設十四年を迎えます。現在では在宅訪問にも積極的に取り組んでおり、地域の方々に大変喜ばれています。


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地域で共に

 「より患者さんに近いところ、生活の場に近いところで診ることが出来る。楽しみです」と話された和泉医師。これまでは愛媛生協病院の外科に勤務していました。以前から地域医療を希望していたとのことです。家庭医的な診察ができる診
療所での新たなスタートを心待ちにしています。



検査でもだいじょうぶ

 和泉医師の専門分野が外科ということもあり、消化器検査にも力を入れます。また、しばらく休止していた大腸の内視鏡検査も秋頃には再開を予定しています。
将来的には外来でも小さなポリープを切除できるよう、看護師と協力して進めていきます。
 和泉医師は肛門(痔)を専門に勉強しています。内痔核(いぼ痔)、裂孔(切れ痔)、痔瘻などでお悩みの方はぜひご相談ください。日帰りで治療できるものもあります。



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和泉医師と力をあわせてがんばります



通院が無理なら

 現在、城北診療所では約二十五名の方が在宅訪問を利用しています。大半が施設入居の方ですが、自宅で診察を受けている方もいます。通院したいけれど、歩行が困難な方やお困りの方はご相談ください。城北診療所は、より地域に密着した医療を目指しています。



まかせてください!

 「内科の分野も大丈夫です」と和泉医師。「外科と言っても、術後の管理で消化器系のことなど総合的な診療を今までしてきているので、特に問題ありません。専門の治療が必要な場合は、そちらを紹介します。ガンなどの術後のケアも、診察をすればどんな手術をしたか分かるので、お任せください」
 休日は趣味の山登りやサイクリングで体を鍛えているため、体力には自信がありますとにこやかに語っていました。
(取材・塚本 愛)


グループホーム とらや みんなで暮らせば家族 -- 病院との連携で安心--

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 グループホームとらやは二〇〇五年、築六〇年という古い日本家屋の旅館を改築してオープンしました。
 愛媛医療生協で初めてのグループホームです。街の中にあり、協立病院のすぐ隣りという好条件で、組合員さんの期待を集めてのスタートでした。
 一ユニット(定員九人)で男性二人、女性七人が仲睦まじく家族のように暮らしています。



ここが私の居場所です

食材買い出し隊レッツゴー!!

 「ここにおるけん、いろんな所へ連れて行ってもらえる」「花を見に行ったり、レストランにも行くんよ」「この間は動物園にも行ったんねぇ」「よその子も来て一緒におもちつきしておもしろかったね」と洗濯物をたたみながら楽しそうに話してくれます。すっかり自分の居場所になっているようです。



居ごこちのよい環境づくり

 「グループホームでは、新居浜でも待機者が多いほうなんですよ。現在四十人の方が入居を希望して待っています。やはり協立病院という母体があって、安心感があるからでしょうね」と高次施設長。入居者の一人ひとりについて職員が情報交換し、その人にとって居ごこちのよい環境づくりをしています。



介護は大変だけれど

 介護職は精神的にも身体的にも重労働ですが、まだまだ国の基準が低く待遇面で充分とは言えません。一人夜勤の不安もあり、長続きしない現状があります。
 今後の課題としては、みとりの問題があり、本人が『とらや』でと、希望があれば最期まで看たいと話し合っています。



家庭の延長のような

おしゃべりしながら楽しく食事をします

 行事や誕生会には家族にも気軽に参加してもらい信頼関係を深めて家庭の延長のような『とらや』ができています。
 地域の自治会に加入して、ご近所の方たちと一緒に班会も開いています。
 廊下も談話室も狭いけれど、そのぶん肩を寄せ合って暮らしてゆける、目も行き届くし、声かけもしっかりできる。家族と同じです。情もわきます。
 「○○さん、どこへ行きよん、ちょっと待って、シャツが出とるけんなおそうね」と職員さんの声が聞こえます。
 裏庭には、ボランティアさんの植えたパンジーが春を告げるように咲いていま
した。

スナップエンドウ

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スナップエンドウは絹さやのシャキシャキ感とグリンピースの豆の甘みを楽しめる初夏の野菜です。アメリカでつくられた新しい品種で、豆が熟してもさやが固くならずやわらかいので、さやごとそのまま食べることができるのが特徴です。別名「スナックエンドウ」とも呼ばれています。
 βカロテン、ビタミンC、カリウム、カルシウムなど栄養のバランスもよい野菜で、特にビタミンCは豆の種類の中では特に多く含まれています。さやごと食べられるので食物繊維もしっかり摂ることができます。
 やわらかいので生のまま食べても充分においしいですが、さっと湯通しすると食感がより一層楽しめるようになります。ビタミンCの流出を防ぐためにも加熱のしすぎには注意しましょう。サラダ、炒め物、和え物、肉や魚料理の付け合わせなどさまざまな料理の用途で使用できます。
〈選び方〉
 へたがきれいで、さやがぷっくりとふくらんでハリがあるものを選びましょう。全体的に緑色が濃いものが新鮮です。
〈保存方法〉
 さやがしんなりしてシャキシャキ感が失われるので、できるだけ早めに食べるのがおすすめです。保存する場合はビニール袋に入れてから一~二日で食べるようにしましょう。それ以上の場合は固めに茹でて冷凍保存すると長持ちします。
(管理栄養士 羽藤みさと)



ベーコン巻き

【材料/2人分】

スナップエンドウ      10個
しいたけ           2個
ベーコン           5枚
油、バター      各大さじ1/2
塩、こしょう        適量
レモン           適量



【作り方】

(1)スナップエンドウはヘタと筋を取り、熱湯でさっと茹でて冷水に取って冷まし水気をきる。
(2)ベーコンを2つに切る。
(3)しいたけ1個を10等分の細切りにする。
(4)ベーコンの手前にしいたけ、スナップエンドウ、しいたけと重ねて乗せ、くるくるとしっかり巻き、巻き終わりをつまようじで止る。同じものを10個作る。
(5)フライパンに油とバターを熱し、④を入れ転がしながら炒め塩こしょうで味をととのえる。
(6)つまようじを取り、器に盛る。



(調理・写真 井芹康子)

和風サラダ

【材料/2人分】

材料/ 2人分
スナップエンドウ       50g
豚肉スライス         100g
しょうゆ大さじ        1.5
練りわさび       小さじ1.5
油           大さじ2.5



【作り方】
①スナップエンドウと豚肉は茹でて冷ます。
②ボールにしょうゆ、練りわさび、油を合わせ①と混ぜ合わせる。

新CT導入しました!

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愛媛生協病院 放射線科 
主任 松野恭幸




二〇〇九年十二月末に十六列マルチスライスCTが導入され、約三カ月が経過しました。CT導入後における一・二月の検査稼動状況は総数四六四件であり、前年同月と比較して約一〇%の増加となっています。



装置の特徴

 マルチスライスCTは、「早く・広く・細かく」が大きな特徴です。検査時の被曝も少なく、より安全で的確な診断が得られる装置であり、患者さまからも良い評価をいただいています。
 この間導入された電子カルテや医用画像ファイリングシステム(PACS)との連携により、診察室で脳血管や腹部領域、骨などの立体画像をみながら、患者さまにわかりやすく説明できるようになりました。また、今までの装置では撮影時間が長いため不可能であった、大腸― 3DCT検査(CTによる仮想内視鏡検査)や下肢動脈造影なども実施可能となりました。



ここまで見えます

 大腸CTでは、がんによる大腸狭窄や内視鏡挿入困難事例に有効で、注腸バリウム検査よりも撮影時間が短く体位変換も少ないため、患者さまの負担を大幅に軽減できるのではないかと考えています。また、従来のCTではみつける事ができなかった小さな病変まで描出可能となり、肺がんの早期発見に非常に効果的な装置であると考えています。喫煙の習慣がある方には特にお勧めする検査ですので、肺がん健診ご希望の方は是非ご連絡ください。


2010年4月号

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 世界的な不況で「派遣切り」が拡大し、仕事のない若者が増加。貧弱な社会保障の中で不安を募らせる高齢者や障害者。核家族化が進む中で、地域の町内会や老人会も希薄化、何かの時に頼れる人がいない。人々の願いは、「一人ぼっちをなくするたまり場づくり」「認知症になっても安心して住み続けられるまちづくり」「寝たきりにならない健康づくり」等だ。
 そんな中で賀川豊彦の協同組合思想が見直されている。復刻された小説『乳と蜜の流るる郷』(昭和九年)を読んだ。
 東北の貧しい村に生まれた田中東助の家では、昭和初期の世界恐慌のなかで、食糧も尽き、山のユリ根やナス、イナゴで飢えを凌ぐ状況。妹も売られていくほどの貧しさ。
 東助は東京に出かけ、協同組合の共同購入で働き、医療利用組合を知る。そして、会津磐梯山の麓の故郷に帰り、学んできた協同組合の力で、購入や販売の組合をつくり、そして協同組合病院をつくっていく物語だ。村の若者たちと力を合わせて悪弊とたたかいつつ村づくりに励む...。
 資本主義の歪みが広がっている今こそ、協同組合思想の原点に立ち返って、医療生協運動を考えてみる必要がある。「生協を命の分野に生かす」大運動の提起は、そんな情勢の中で、全国の医療生協で取り組まれている。対話運動を大いに広げ、協同のまちづくりを進めましょう。

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