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医療活動版

新型インフルエンザ

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生協病院
原 穂高 医師


 四十七歳女性が昨夜からの発熱で外来を受診しました。聞けば息子の通う高校で新型インフルエンザが出たそうです。息子に症状はありませんが、自分もそうかもしれないと不安になり検査を受けたい、とのことです。なるほどその心配はよく分かります。
 噂の「新型インフルエンザ」、この言葉を聞かない日はない、というほど連日のように報道されていますからみなさんにも馴染みのある話題と思いますが、今回はおさらいをしましょう。


なぜ怖い?

 歴史を振り返ってみて過去に流行したことのない型のインフルエンザのために、すべての人に免疫がありません。そのため多くの人にかかる可能性があります。また昨年まで流行していた季節性インフルエンザと特徴が違う面があり、重症化した例が報告されています。


どうやってうつる? 予防策は?

 咳やくしゃみで飛び散り拡がります。咳エチケットといって咳のある人はマスクやティッシュ、ハンカチで口・鼻をしっかり覆いましょう。症状のない人も受診する時や人混みに出掛ける際にはマスクが大切です。またワクチンを接種して免疫をつける方法もあります。ワクチン対象者に優先順位がありますが、いずれみなさんに接種してもらえる日が来ます。しかしワクチンで100%予防できるとは限りません。日頃の健康管理が大切です。


かかったときの対応は?

 基本的には例年の季節性インフルエンザと大差ありません。しっかり水分をとり、自宅でゆっくり休養をとることです。四、五日で自然に治りますが、息苦しくなってくる、食事が摂れないなど悪化の兆候があったら急いで受診をしてください。病院・診療所ではその人に合わせた診断・治療をしています。すべての人に検査やインフルエンザ用の薬(タミフルやリレンザ)が必要とは限りませんので、担当した医師の話をよく聞いて療養の心づもりをしてください。
 情報が錯綜していますが、決してパニックにならず賢い患者・家族として行動をしていただけると幸いです。

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