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医療活動版

水虫について

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愛媛生協病院 外科
塚本 尚文 医師


 水虫といったら何を思い浮かべますか? 水虫は、人間や動物などの皮膚の角質層を住処とする真菌(カビ)・皮膚糸状菌の一種である白癬菌によって起こります。またこの白癬菌は水虫の原因菌であるため、"水虫菌" とも呼ばれています。
 ひとくちに水虫といってもいろんな種類があります。できた場所によって呼び方も違い、頭部白癬(シラクモ)、体部白癬(ゼニタムシ)、股部白癬(インキンタムシ)、手白癬、足白癬、爪白癬などがあります。その中でも日本人の中で一〇人に一人がもっているといわれる「爪の水虫(爪白癬)」について詳しく解説したいと思います。


白くなる爪


 爪白癬は足白癬などと違って爪の間に菌が入り込んで起こる病気です。爪が白く濁り、分厚く変形しぼろぼろになるなどの症状が見られます。爪水虫はこのような見た目の症状が主で、他の水虫とは違い痛みや痒みなどをあまり伴わないことが特徴です。足や指の水虫を治しても、爪に水虫がいる場合は再発を繰り返してしまうため同時に治療することが大事です。


治療法は

 他の水虫と違って爪の中に細菌が存在するため、普通の塗り薬ではなかなか効果がでません。このため病院で内服薬(飲み薬)を処方してもらうことをお勧めします。飲み薬は血流にのって爪に運ばれていき、体の中から菌に対して効果をあげます。約六カ月間毎日飲む方法と、一週間服用し三週間休止することを三回(約三ヶ月間)繰り返す「パルス療法」と呼ばれる方法があります。どちらを選択するかは医師との相談になります。


根気よく

 内服開始後数か月で少しずつきれいな爪が生えてきます。爪が生え変わるまでには半年から一年はかかるため、じっくり治す事が必要です。(ちなみに足の親指の爪は一カ月で約一.五mm伸びるといわれています。)「見た目がきれいになった」「症状がなくなった」などと自己判断で治療をやめてしまうとせっかくの治療も無駄になってしまいます。
 水虫(白癬)は家族や身近な人にもうつしてしまう病気です。気になる症状があれば一度病院を受診しましょう。


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